おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

菖蒲 must go on 4

水元公園

どうしても紹介する場所が23区の東側に限られてしまいますが、紹介するのは葛飾区の水元公園です。金町駅から20分ほど北に歩いたところにあります。

江戸時代に作られた「小合溜」(こあいだめ)と呼ばれる用水池の南側に広がる都立庭園で、その面積は都立公園の中で最大93.4ha。上野恩賜公園が53.5haなので、その広大さがわかります。

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水元公園 池の周囲に広大な公園が広がります

菖蒲園は公園のほんの一部とはいっても100種14,000株あり、見ごたえは十分です。ただ、品種の説明がないので、私のような菖蒲初心者は、どれがどれやらわからなくなりますが、品種にこだわらず花そのものを愛でるなら十分です。

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色々な品種が混在して群生しています

また、広大な公園は自然いっぱいなため、野鳥も飛来するので菖蒲と白鷺を一緒に撮影できるチャンスも。

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菖蒲田に白鷺が・・ この後、魚を捕獲して飲み込んでいました

公園内には「水辺の生き物館」や「各資格金魚展示場」などもあって、見るところがたくさんなるのに加え、広すぎるので他の菖蒲園とのハシゴには不向きです。

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都内唯一の都立金魚展示場 無料で金魚が鑑賞できます

菖蒲の時期は睡蓮、7月になると蓮が楽しめる水辺の公園は、アウトドアで一日過ごすにはぴったりの公園です。また、公園の南にある「南蔵院」は大岡裁きでも知られた「しばられ地蔵」があり、公園に立ち寄る際は是非ご一緒に。(このお地蔵さんについてはまたの機会に)

 

皇居東御苑

最後にご紹介するのは、皇居東御苑。大手門から入る場合は、東京駅あるいは大手町駅が最寄りですが、平川門から入るのであれば、竹橋駅が便利です。

コロナ禍でずっと休園中でしたが、6月8日から公開再開となりました。

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菖蒲田は庭園のほんの一部分です

菖蒲園ではないので、品種・数ともここで紹介した他の場所とは比べるべくもないですが、写真は3年前のものですが、歴史的な文化財だけでなく、併せて花を楽しめるのは、他の場所にない特長です。

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天守閣跡脇の紫陽花

この項では無料で菖蒲の楽しめる場所をご紹介しました。20日以降もまだ(遅咲きの品種なら)花が楽しめると思いますので、花菖蒲を楽しんでいただければと思います。

菖蒲の話、最初の想像以上に長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。