おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

愛妻家シーボルトの紫陽花か

文京区の白山神社内に富士塚があり、六月の土日には開放されているというので、開扉の三十分前から並んだのが二年前。上り下りした後に行列が5倍くらいの長さに増えていたのが、遠いことのように思われます。(@_@)

f:id:tadakaka-munoh:20210613173848j:plain

白山神社で紫陽花を撮影する際のオーソドックスな角度

富士塚については、都内他のものを別の機会にご紹介しようと思いますが、この季節は紫陽花の話をしようと思います。

f:id:tadakaka-munoh:20210613174139j:plain

白山神社富士塚登り口 といっても高さは4-5メートルですが

その際、「白山あじさい物語」という文京区が作っているパンフレット、というかプリンター印刷物をいただきました。上記の表題で検索すると、同じものがPDFで手に入れることができます。

そこに、二つの気になる情報が・・

アジサイシーボルト

短い文章ですが、シーボルトが自身の日本の植物に関する著書の中で、日本で愛した遊女其扇(そのおうぎ 本名はくすもと・たき)の愛称「おたきさん」の名前を付けて紹介した、というものです。

この話とは別に、オウムに言葉を教えるときに「オタケサン」と言うのは、シーボルトが、飼っていたオウムに恋人の名前「おたきさん」を教えようとしたものの、発音が悪かったのか、「おたけさん」としてオウムが覚えてしまった、という話もあります。

27歳で日本に来て、5年後シーボルト事件が起こり、日本を追放された後も、48歳まで結婚せずに過ごしています。心の隅に「おたきさん」と娘「イネ」と日本への想いがあったことでしょう。

シーボルトと紫陽花の話、もう少し続きます。