おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

みなもと太郎先生のご冥福を心よりお祈りいたします

本来であれば、昨日の続きを書くところですが、今日に限ってはご容赦ください。

風雲児たち」の作者であるみなもと太郎先生が、8月7日に亡くなられていたことが、本日20日に報道されました。

風雲児たち」は1979年から執筆が始まり、風雲児たちワイド版20巻と、幕末編34巻までで未完となりました。幕末を描くにあたり、徳川幕府の成立過程から始め、これまで日の当たることの少なかった江戸時代後期(幕末より更に100年ほど前)から丁寧に描き、構想では西南の役までを著す予定でした。

しかし、先生のご逝去により、新選組が結成される前あたりで話が終わってしまったことになります。これからもう、風雲児たちの続きを読むことができないと思うと、表現できない喪失感が沸き上がっています。

元々、歴史は好きな方でしたが、江戸時代にはそれほど興味を持っていなかった私が、東京の街を歩き回り、平賀源内、最上徳内緒方洪庵などのお墓を回るようになったのは「風雲児たち」がきっかけであった、といっても過言ではありません。

歴史好きの方で、まだ一読されていない方がいらっしゃいましたら、だまされたと思って10巻くらいまで読んでいただきたい歴史大河漫画です。(歴史好きでない方も、歴史への見方が変わる作品です)

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2018年新春ドラマ 風雲児たち蘭学革命編エンディング

改めて、先生の生前のご功績に敬意と感謝の意を表するとともに、心からご冥福をお祈りいたします。