おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

善え樹を養う~横綱の松~9

日本一の松に、小岩不動尊としても色々見どころの多い善養寺ですが、普段はそれほど境内が賑わっているというわけではありませんが、10月下旬から約1ヶ月にわたって開かれる「影向菊花大会」の時期は多くの人が訪れます。

この菊祭りは、昭和42年(1967)から開催されているそうで、約2,000鉢の菊花が境内を彩ります。

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影向菊花大会 影向作り菊花大花壇(令和2年)

昨年もコロナ感染対策をとりながら大会が開催され、訪れた人々の目を楽しませてくれました。現時点で日程などの発表はされていないようですが、今年も盛大に開催されることを楽しみにしています。

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影向作り菊花大花壇(別方向から)

上の写真のような菊のジオラマが飾られますが、ここに掲載したのは、開催期間の終盤にあたり、咲きそろった時期ですが、10月の下旬、開催当初はまだ青々とした葉と、蕾でしかなかった花壇が、月が替わる辺りから一気に花が咲き誇っていくのだそうです。

昨年は開催時期の1日しか訪れていませんでしたが、今年は是非週末ごとに訪れて、花壇や品評される花が咲いていく様子を見てみたいと思っています。

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品評される鉢植えの菊も見事です

秋から冬にかけての松は、すこし元気がない気もしますが、松と菊のコントラストもこの時期しか見られないと思えば、訪れるにはいい時期ではないでしょうか。

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大輪の菊

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松の枝下から望む菊花

ちなみに拝観料も菊の入園料もかかりません。都内に日本一の松があって、丹精した菊花が楽しめるこの時期に是非訪れてはいかがでしょう。(菊花大会の開催・時期については10月くらいからHP等でご確認ください)

最後までお付き合いいただきありがとうございました。