まだ今年の梅(花)が終わらないうちに、なんとか都内(近郊)の
まずは皇居東御苑。梅の名所というより、この季節から先、初
庭園は広いので、梅のゾーンだけ楽しみたいという場合は、正門と
平川濠と天神濠の間を抜けて、宮内庁書陵部の前に出る坂はその名も「梅林坂」。
元祖江戸城城主の太田道灌が、このあたりに天神社(ここでも道真
本丸造営にあたり、この天神社は麹町平河町に移されました。半蔵門駅の近くにある「平河天満宮」がそれにあたります。また、梅林坂にはは山王権現神社もあったらしく、こちらは永田町の「山王日枝神社」となりました。
現在は、この坂の道に沿って約70本の梅が植えられています。これらは昭和四十三年(1968)に東御苑が一般に公開されるにあたって整備されたものだそうです。
お城というロケーションから、積み上げられた石垣と、華やかな梅のコントラストが楽しめます。
更に先に進み、天守台を越えて本丸方面に歩いていくと、この時期は河津桜を楽しむことができます。
宮内庁のHPから「皇居東御苑花だより」を拝見すると、この時期には他に、椿、ユキヤナギ、マンサク、木瓜、ミツマタなどの開花が見られます。
都心の中で広々とした空間で梅を楽しむなら、この東御苑をお薦めします。
次回は西馬込から歩いて10分の「池上梅林」をご紹介します。