おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

彼岸 GOGO6

松戸市金ケ崎にある「祖光院」は、公式HPによると、天明年間に建立された曹洞宗のお寺です。檀家さんのお彼岸のお参りの際に楽しんでもらおうと、平成5年頃から彼岸花を植え始め、次第にその数と面積を増やしてこられたそうです。
当初は100球くらいの植栽だったのが、今では数万万本の規模になりました。(お寺のHPより、10万本と紹介されているHPも)

祖光院の彼岸花 2019年9月28日撮影

お寺の境内でありながら、それなりの面積の雑木林の中に群生していることから、地元では「ミニ巾着田」と呼ぶ人もおられるとか。巾着田と比べると(いずれも数年前に観た印象ですが)白い彼岸花の比率が若干多いような気もします。

黄色も混じった三色のショット

植栽・管理をされている造園業者さん(檀家さんだそうです)が、HPにて開花状況を公開されています。(この時期は毎日開花状況を更新していただけるので有難いです)

この項を書くのに拝見したところ、22日は「本堂脇は満開で見頃」とのことです。また、ピンク色の彼岸花も見られるとのこと。三連休はたくさんの方が鑑賞されるのでしょう。(お天気だけが心配ですが)

さて、東京都内ではというと、小岩駅から北西方向、徒歩20分弱の葛飾奥戸にある「宝蔵院」をご紹介します。お寺の境内もこじんまりとしていて、彼岸花の数も1,000本ほどといいますから、規模は先の2ヶ所と比べるべくもありません。しかし、数はともかく雰囲気は負けておらず、石仏や石塔の手前に咲く彼岸花は、まさに「彼岸」を感じさせてくれます。

宝蔵院の彼岸花 石仏が「それらしさ」を醸し出します(2019年9月29日撮影)

また、本堂の横には百日紅さるすべり)も花を咲かせていて、双方を写真に収めることもできます。

百日紅彼岸花

駅からちょっと遠いこともあって、三年前に訪れた際は、数人の方と行き違うくらいでしたが、さすがにお彼岸の時期ですから少しは混雑するかも知れません。

次回は、あと二か所ご紹介して、若干の余談を加えつつこの稿の終わりとしたいと思います。