青木昆陽に学び、長崎で通詞から若干のオランダ語を学んだ良沢は、『ターヘル・アナトミア』を開きながら、聞き覚えた単語を披露します。「この部分はロングといって 肺のこと、こちらはハルトといって心臓・・・」皆、これまで中国漢方の人体図とは全く違っ…
ちょうど同じころ、カピタン(オランダ商館長)江戸参府の際の宿泊地、長崎屋を訪問した中川順庵は、そこで『ターヘル・アナトミア』および『カスパリュス・アナトミア(カスパル解体書)』を見せられます。希望者がいれば、これを譲ろうと言われ、この2冊を…
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