話を道真左遷の宣命が発せられた時点に戻します。当時宇多上皇は、東寺で受戒を受け出家した後、仁和寺の開基となっていました。道真左遷を耳にした宇多上皇は、仁和寺から御所に向かい、内裏に参内し息子醍醐天皇に翻意を促そうとしました。 宇多上皇(法皇…
菅原道真が左大臣藤原時平の讒言に遭い、大宰府に左遷されたのが昌泰四年(901)のことで、その際同じく宇多上皇の側近たちも左遷・流罪となりました。この事件は「昌泰の変」と呼ばれます。単純に右大臣であった道真と、左大臣時平の間の個人的な確執という…
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