事件について話す前に、年間200両も飼育費のかかった象は何を食べていたのかを紹介しましょう。江戸にやってくるまでの宿所で用意されたのは、藁100斤、ササの葉150斤、草100斤、饅頭50個に大量の水だったと記録されています。1斤は600gとされているので、1…
幕府でも年間200両以上という飼育費がネックとなり、引取りに手を上げる者はいませんでした。そのため、結果として象は浜御殿にて12年もの間飼われています。大名が望めば江戸上屋敷などに引き連れて見物することができ、また士分以上であれば浜御殿に出向い…
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