ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。
秋のお彼岸のあたり、東京でも川べりの土手やお寺の境内で見かけ
新美南吉の童話「ごん狐」、私の中ではなぜだか「彼岸花」の赤い
結果は案外なもので、「彼岸花」の表記は二箇所だけでした。それ
①墓地には、ひがん花が、赤い布(きれ)のようにさきつづいていました。
②人々が通ったあとには、ひがん花が、ふみおられていました。
その他「赤」の表記があるところは、兵十の家の「
ちなみに「ごん狐」は南吉が最初に投稿したオリジナルと、現在伝
冷静に考えてみれば、花の咲く時期が短いわけですから、短い童話の中で、秋のお彼岸の時期などはほんの一部で、何度も出てくるはずがありません。
ここまで引っ張っておいて、なぜ「ごん狐」に「彼岸花」のイメー
あるいは、お寺の境内に咲く彼岸花と、「ごん狐」のbad end のイメージが重なっているのかな、とも思います。加えて、子供心に残りやすい色彩のイメージは、パステルカラーより、原色系の鮮やかさなのだろうか、とも。
前置きが長くなってしまいましたが、この稿では、これからの時期見頃を迎える彼岸花についてご紹介していきたいと思います。