おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

ホントにホントにホントに本土寺ご苦労さん♪3

本土寺北小金駅の北側にある名刹ですが、南側にも「東漸寺」があります。関東十八壇林に数えられた浄土宗の歴史あるお寺です。

北小金駅は南側の方が開けた感じで、駅前からは旧水戸街道がのびていますが、5分ほど歩くと、住宅地のど真ん中、樹木に覆われた入口が見えます。

「東漸寺」と彫られた立派な石柱が。

f:id:tadakaka-munoh:20210621230107j:plain

東漸寺の入口 樹の生い茂り方がすごい

西に長く伸びた参道は、本堂まで行きつくのに約200Mはあるでしょうか。

最初に「東漸寺」の名前の入った提灯が下げられている総門、その先に山門、中雀門と三つの門の先には、正面に本堂、左手に観音堂

f:id:tadakaka-munoh:20210621231308j:plain

総門

f:id:tadakaka-munoh:20210621231408j:plain

山門

見上げると樹々から伸びた枝葉が空を隠していて昼間でも薄暗く、京都や鎌倉を思わせる荘厳な雰囲気が漂います。
この日は雨上がりだったので、尚更に名刹の雰囲気を醸し出していました。

f:id:tadakaka-munoh:20210621231528j:plain

山門横から総門側を望む

同じ北小金名刹でも、本土寺の方が何かと目立つ存在なのですが、春の桜、秋の紅葉の時期は勝るとも劣らない絶景が見られます。(本当は紅葉の時期にご紹介したかったお寺ですが・・)

一枚手元の写真でご紹介しておきましょう。

f:id:tadakaka-munoh:20210621232855j:plain

先ほどの入口は、秋にはこのような情景に変わります

前々回、宿場町として栄えた小金宿の面影を残す建物が、更に7分ほど南に進むと、「旅籠玉屋」が。現在は民家なので公開はされていませんが、往時の雰囲気が残ります。

f:id:tadakaka-munoh:20210621233519j:plain

旅籠 玉屋 残念ながら内部は非公開

あまり歴史的な価値が知られていない北小金駅周辺ですが、是非一度足を延ばしていただきたい街並みです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。