一茶双樹記念館の向かい側には、「杜のアトリエ黎明」という施設があり、洋画家の故笹岡了一、故秋元松子夫妻ゆかりのアトリエを市が寄贈を受け、流山の芸術文化活動の起点とすべく整備されたものです。
ここにも、秋元さんがでてきますが、双樹の子孫で分家筋にあたる家系のようです。
松子さんの父親である酒汀も俳人かつ、芸術肌の人物だったようで、明治期の日本画家、菱田春草を厚く支援していました。一茶双樹記念館の枯山水の庭に対して、こちらは洋風の建物と庭が迎えてくれます。
記念館、アトリエとも無料で公開されていて、一茶の活動を支えた双樹の末裔の矜持を感じます。
さて、記念館とアトリエの間を通る道「天晴通り」は、北に進むと「万上通り」に名前を変えます。
キッコーマン流山工場があり、ここで「マンジョウみりん」を製造しているのですが、工場の壁はなまこ塀を模した感じです。
そして、その壁に流山とみりんの歴史を語るパネル展示がなされていて、ここを通るだけでも流山とみりんの歴史を知ることができます。