上水の話、いったん終了、と申し上げたのですが、玉川上水側の写真の乏しさを見かねた先輩から写真をいただきました。感謝・感謝です!
ひとつは玉川上水の羽村取水堰。多摩川の水を上水に誘導するために作られたもので、ここが上水のスタート地点といえるものです。
昭和33年、その堰の近くに玉川兄弟の銅像が建てられました。
右に立っているのが兄の庄右衛門。左手に縄のようなものを持っています。これは間縄といって、一間(約1.8M)ごとに印のついている、巻尺とかメジャーのようなものです。一方、左の片膝をついているのが弟の清右衛門。棒のようなものを持っています。これも間竿といい、一間の長さを測る竹竿です。兄弟とも測量の道具を持っているのが「らしい」ところですね。
いただいた写真のおかげで、玉川上水の記述に奥行きがだせたところで、上水の話を締めさせていただき、次回から小塚原の刑場跡と回向院など紹介していきます。