おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

白猫は招くよ5

豪徳寺の招き猫の伝説は前回で終わっているのですが、招き猫アピールに関しては、豪徳寺今戸神社を引き離している感じです。今戸神社は、最寄り駅の浅草から離れていることと、浅草寺の陰に隠れてしまっている感じですが、豪徳寺は駅前からして招き猫が鎮座しています。

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豪徳寺駅前の招き猫

また、世田谷線には招き猫バージョンの電車も走っていて、豪徳寺を訪れたときにこの電車に当たると、それだけで運が開けるような気がしてラッキーな気分になります。

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世田谷線 招き猫のつり革

今に残る最も古い招き猫は今戸人形の猫なのですが、由来となっている伝説は江戸時代後期から末期、それに対して伝説の古さ(江戸初期)や、登場人物のメジャー度からすると、どうしても豪徳寺に分があるような気がします。

しかし、招き猫伝説の古さでいうと、豪徳寺の伝説より100年以上古い話が伝わっているお寺があります。

都営大江戸線落合南長崎駅」が最寄りの、自性院がそのお寺です。

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自性院入口 看板に「猫地蔵堂」の文字が

自性院の猫伝説、井伊直孝以上の有名人が登場するお話です。

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自性院境内の「猫塚」

さてさてここの猫は誰を手招いたのでしょうか?続きは次回で!