おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

老いて松々盛ん3

今回は浜離宮の松の写真をいくつかご紹介していきますが、写真の間では、松の鑑賞ポイントなどご紹介できればと思います。(といっても受け売りの物に過ぎませんが)

水辺のゆるい斜面から横に伸びる松
松の鑑賞ポイントは、「一肌、二振り、三姿」といわれているそうです。最初の「肌」とは幹の表面のこと。幹には樹齢の古さやごつごつした感じ、曲がった感じなど、自然の厳しさに耐え生き抜いてきた生命力が表に現れます。クロマツの樹皮は分厚く、年を経るとひび割れて亀の甲羅のような模様で、その荒々しさも魅力といえるでしょう。

表面のひび割れた表情にも趣があります(ここにも菰巻きが)
次に、「振り」とは枝ぶりを指します。松の枝は直線的に伸びるというよりは、うねるように曲線を描いて伸び、荒々しさを加えてくれるようです。

どうやったらこんな風に枝が育つのでしょう・・

最後の三つ目「姿」は樹形、すなわち全体の形を指します。枝ぶりや樹形を整えるためにこまめな剪定作業が必要なようで、その方法について調べてみたものの、実際に樹木を育てていない身には実感がわかず、この場でお伝えする能力がありません・・。

 

拡がった枝と影の形が面白く撮れました

今回は文章は短いですが、浜離宮の松(「三百年の松」以外)をご紹介しました。今の時期(これから)の浜離宮は、梅と菜の花も咲き揃いますので、松と併せて楽しんでいただければと思います。次回はお寺の境内の立派な一本松をご紹介します。

この時期の浜離宮は梅と菜の花も見頃です