ようこそのお運び厚く御礼申し上げます。
前回、八代将軍吉宗の時代に飛鳥山に桜を植えた、という話をしましたが、飛鳥山という山はどこにあるのでしょう?「飛鳥山公園」が王寺駅の西側にあります。現在でもソメイヨシノを中心に約650本の桜が植えられていますが、江戸時代にはその約2倍、1270本の桜(この時期の桜は山桜が中心)が植えられていたようです。上野と並んで花見の名所として賑わいました。
「山」とはいっても、標高25.4メートル、という丘のような公園です。
手元に飛鳥山の桜の写真が見当たらないので、近くにある七社神社の2種類の桜をご紹介します。
社殿に向かって左に御衣黄(ぎょいこう)、右に福禄寿が向かい合って植えられています。御衣黄は、咲き始めは緑ががった花が、日を追って朱に染まっていきます。
福禄寿は鮮やかな桃色の重厚な八重桜です。
昨年以前の手持ちの写真でご紹介しましたが、これらの桜はソメイヨシノに比べて開花が遅い(ソメイヨシノ⇒御衣黄⇒福禄寿)ので、まだしばらくは見頃かもしれません。
明日は、染井霊園に隣接した勝林寺をご紹介します。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。