おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

えんま異なもの味なもの4

東京都内で最大の閻魔像があるのが、新宿にある「太宗寺」です。

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太宗寺 丸ノ内線新宿御苑駅から2,3分のところです

本堂はおよそお寺とは見えないような近代的な建物ですが、その歴史は16世紀の終わりごろに遡ります。1596年(慶長元)に僧・太宗が開いた草庵、「太宗庵」がその前身だそうです。その後、江戸時代は高遠藩内藤氏の菩提寺として広大な寺領を保有していました。(寺領が大幅に整理縮小された現在でも、境内の墓地に内藤氏の墓地が残されています)

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太宗寺のお地蔵さま

太宗寺の境内に入るとすぐ右側に江戸六地蔵の第三番、銅造のお地蔵さまの座像があります。増高は2.67CMあり、正徳2年(1712)に造立されたものだそうです。

更に先に進むと、同じく右側に閻魔堂があります。

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太宗寺の閻魔堂

新宿歴史博物館のホームページによると、太宗寺の閻魔像は新宿区の有形民俗文化財に指定されており、その増高は4.7Mといいますから、先ほどのお地蔵さまより、更に2Mほど大きいということになります。

1月、7月の16日前後にはお堂の扉が開かれ、お堂内部で拝観ができるそうなのですが、普段は木の格子と金網越しの拝観です。

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格子・金網越しに拝観するのですが・・

親切?なことに、お堂に照明点灯用のボタンが備えられていて、一度押すと一分間お堂内のライトがお像を照らす仕組みになっています。

実際にボタンを押してみると・・、この続きは次回で。