今回ご紹介する「上品寺」は新小岩駅から平和橋通りを1KMほど北西に進んだところにあります。大通りに面している上に、お寺の名前が彫られた石柱と「江戸名勝ゑんま大王安置堂」と大きな看板が出ているので、迷いようがありません。
「上品寺」は普通なら「じょうひん」、阿弥陀如来の印相をご存知の方なら「じょうぼん」と読むところ（私も「じょうぼんじ」だと思っていました）ですが、「じょうほんじ」と読むようです。（下記案内板参照）
像高は206CMとありますから、太宗寺の半分、源覚寺の倍くらいなので、ちょうど中間の大きさですね。ご本尊は本堂の阿弥陀如来なのですが、えんま様は昭和47年に新たに建てられた閻魔堂に祀られています。
上の案内板に書かれた「江戸16閻魔」が他にどこを指すのか調べてみましたが、44閻魔や三閻魔については記述があるものの、16閻魔については列挙されたものは見つけられませんでした。
元々、別のお寺まで歩く途中にたまたま通りがかり、当時はブログなど全く考えていなかったので、満足できるものが残っておらず残念です。こちらの閻魔さまのそばにも大きな「釘抜き」が置かれているので、ぜひそちらもご覧いただければと思います。
次回は深川えんま堂などをご紹介していきたいと思います。
