葛飾柴又といえば、寅さんシリーズの舞台として知られていますが
そして柴又の帝釈天、正式な名前は経栄山題経寺、といい日蓮宗のお寺です。東京下町の代表的な観光スポットとして知られ、京成金町線柴又駅から山門まで草団子やせんべいの店などが並んでいます。
柴又帝釈天については改めてご紹介する機会があると思いますが、
帝釈天の最寄駅は先ほど出た「柴又」駅なのですが、750Mほど南に北総鉄道の「新柴
この墓地に入るとすぐ「浅間山川流溺死者供養碑」が目に入ります。
浅間山から約200KM、全く見知らぬ地に漂着した遭難者たちの遺体を、他人とはいえど柴又村の人々は放っておくことが出来なかったのでしょう。供養碑の表面には「何妙法蓮華経」のお題目の下に、「川流溺死之老若男女一変死之魚畜等供養塚」の文字があります。
「ええ樹を養う~横綱の松」でご紹介した小岩善養寺にも浅間山噴火横死者供養碑が建てられています。
こちらの供養碑は噴火の直後ではなく、寛政七年(1795)の七月に十三回忌の供養の際に建てられたものとのことです。浅間山の噴火や、それに伴って発生した天明泥流の犠牲者の慰霊碑は、浅間山から吾妻川、利根川、江戸川沿いの各地に約120ヶ所分布しているそうです。
噴火とその後の山津波の災害については以上ですが、この噴火がもたらした被害はこれだけではありませんでした。次回に続きます。