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今回ご紹介する「本土寺」は松戸市にあります。最寄りは常磐線、「北小金」駅。
北小金は東京の千住を始点とする水戸街道の三つ目の宿場町として栄えました。
本土寺は小金井駅から徒歩約10分、雰囲気のある参道や、漬物などを売るお土産屋などの先に仁王門が見えてきます。紫陽花寺としても有名ですが、秋の紅葉の名所としても知られています。(仁王門の写真、紫陽花の時期は人が多く映り込んでしまったので、秋の写真を使いました)
更に進むと受付がありますので、拝観料(500円)を払って中へ。すぐ左手に鐘楼と五重塔が見えてきます。(紫陽花や紅葉の時期のみ有料 それ以外の時期は無料)
松戸市平賀にある本土寺ですが、平賀、というのは、鎌倉幕府の御家人でもあった平賀氏屋敷があったことに由来する地名です。日蓮上人の有力な信者であった当時の領主が、建治三年(1277)に領内の地蔵堂を平賀氏の屋敷跡に移し、法華堂とし、更に日蓮上人から「長谷山(ちょうこくさん)本土寺」の寺号を授かったのが起源とのこと。
広い境内の中に咲く紫陽花は、咲きも咲いたり約50,000本。菖蒲田もあるため、この時期は紫陽花と菖蒲の競演が楽しめます。が、私の行った時期、菖蒲は少し終わりかけ・・双方が咲き乱れる様はどれほどのものか、当想像するとと少し残念でした。
境内の参道は紫陽花に埋もれんばかり・・これだけの紫陽花や菖蒲を維持するためなら、500円も致し方ないなぁと思われる情景が拡がります。
まだ梅雨明けまでには時間があり、紫陽花の見頃は続きそうです。東京方面からだと、地下鉄千代田線~常磐線直通で40分くらい(大手町起点)。近い距離ではないですが、鎌倉まで足を延ばすより手軽です。
わざわざそのために北小金までは・・と思われるでしょうから、次回は北小金のその他みどころを紹介します。