「⇐吉高の大桜」と書かれた小さな標識から道をたどって歩くと、到着。「立派だな～」というのが第一印象。周りに名の花が植えられ、近づく見物客が足を踏み入れるのを自然に守っている感じです。桜の小さな守護神・眷属といったところでしょうか。（実際には周辺にロープも張られています）
案内板には「樹齢三百年以上」とありますが、報道などでは約四百年とも紹介されています。
樹高13Mというとピンときませんが、マンションなどが、1階につき3M前後なので、4階建ての建物レベル以上、ということになります。また、鎌倉大仏が約11Mと書くと、樹高のイメージはつかんでいただけるでしょうか。
案内板に根元の幹の周囲が8.5Mとありますが、これは大人5人で手を広げて輪になったくらいの太さです。枝張長さ27Mも含め、上の写真で人の大きさと比べるのがわかりやすいですね。
この桜、案内板にあるように個人家の氏神として祀られている、という点も驚きです。盛土されて育てられているところなど、祖先が入植された時に、この地に根差す意味で植えられたのかも、などど当時のドラマなどを想像してしまいます。
また、この一本に目を奪われがちですが、周りを見渡すと、100Mくらい離れたところに、小ぶりではありますが桜と紅梅（だと思われます）、菜の花が一緒に咲いたコントラストが映えます。
桜の先に「峠の茶屋」という売店（？）があり、筍ご飯と自家製梅干しを買って帰途につきました。（自家製みそもありました）それ以外に途中野菜や漬物などが売られていて、のどかな自然を楽しむことができました。
京成成田空港線「印旛日本医大」からでも3KMくらいのところなので、車でなくてもハイキング気分で行くことができます。その際は松虫姫の伝説で知られる「松虫寺」「松虫神社」などもコースに入れてはいかがでしょうか。（今回私は入れませんでしたが・・）「吉高の大桜」のご紹介は以上です。
