おっさんの街歩き(忠敬に憧れて)

首都圏周辺の見て歩きや気になった本やドラマなどについて語ります

特別編 泉岳寺義士祭

本来なら前回の話の続きで、赤穂城でのやり取りをご紹介するところですが、12月14日を迎えてしまいました。この日に討入りの記事になるようにするべきところ、まだ刃傷事件後・・

有給取得の関係でたまたま本日午後休みとなりましたので、高輪泉岳寺の義士祭を観てきましたので、記事の流れを無視して今日の泉岳寺をご紹介します。

泉岳寺中門 大きな「義士祭」の看板   家紋は左が大石家、右が浅野家

門前や境内に屋台が並び、警察署員の皆さんが交通整理その他のためいらっしゃる中、泉岳寺に到着したのが午後2時少し前くらいです。まだ行列の来る前なので、門前はまだそれほど混在していませんが、それでも境内は普段の10倍以上のお客さんがいらっしゃいました。境内には義士の墓地にお参りしようとする100mくらいのお客さんの行列ができています。普段は義士のお墓詣りにも並んだことはないんで、さすがに討入りの日です。(義士の命日=切腹した日ではないのですが)

中門から山門への参道 屋台が出て、いつもより混雑してます

朝7時から浅野内匠頭長矩公之墓所にて墓前供養が行われ、本堂で献茶式、さらに義士追善供養も行われるので、前述の墓地への行列も納得です。「義士祭」の見せ場は午後2時半(と聞いていましたが3時ちょっと前までずれ込みました)に中門前に到着する「義士行列」です。

財界二世学院主催で討ち入り装束を着た人々が街を練り歩く、というもので、2019年の記事では中央区役所を出て本殿前で勝ち鬨をあげた、とあり、他の記事では本所の吉良邸跡地を出発、ともありました。

行列到着前の泉岳寺門前

3時少し前、大河ドラマ赤穂浪士」のテーマが流れてきました。行列がこちらに向かってきたようです。1時間前からいいポジションで待っていたのですが、ここから割り込みやら道路に出られる人が多く収拾がつかなくなってきました。

行列が近づいてきます

槍の先に吉良の首と思しき布包みをぶら下げた武士(浪士)が通り、さらにぞろぞろと行列が続きましたが、なんとなく47人以上いたような・・・

槍の先に結び付けられた吉良の首

「山鹿流の陣太鼓」でしょうか

最後に中門前に集合し、「えい、えい、おー」鬨の声を挙げるところになると、見物客が皆車道に出てきて撮影会が始まってしまいました。正直に歩道で待つこちらとしては複雑な想いでした。

両手を上げて撮影してみましたが・・

なお、泉岳寺義士祭は、この討入りの日とは別に、4月上旬に行われており、こちらでは大石良雄の念持仏であった摩利支天が御開帳され、赤穂義士追善法要が行われるそうです。そちらも機会があれば見てみたいと思っています。

次回は前回の続きで、赤穂での評定とその後について。